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でんじゃ仕掛けのめとみ屋おじさん

Tidal/John Paul Jones

 ツェッペリンのベース&キーボード担当の、ジョン・ポール・ジョーンズ。有名バンドメンバーのソロアルバムなんて、あまり聴かれないのが、ロック界のあるあるなんだが、その音は、ツェッペリンのサウンドを作り上げていたのは、この男なのだと気付かせてくれる。
 彼のソロアルバム「Zoom」に収められた「Tidal」は、車で逃走する羽目に陥ったときは聴いて欲しい、ヘヴィー疾走感であふれている。中盤から、一気に変態的な、ワウペダルとアーミングの嵐、エレキギターが暴れまくる。メンバーを確認してみれば、ツェッペリンとキング・クリムゾンの合体という贅沢さなのだが、とにかくギターが全てだ。善くも悪くも。

 Tidalというタイトルなのだから、後半のギターソロは、荒れ狂う波を表しているのかもしれない。
 けれど、そんなものでは説明足りないほどの狂気が、このギターにはある。
 鎧姿で、馬を走らせる女騎士が、狂乱し、暴れまくる姿。「まともな」ギターソロと、デタラメなギターソロの境界線を渡り歩く。それは勇ましくも、脆い。
 女騎士は、鎧が壊されていき、肌をさらす。戦場は血の海と化し、乗っていた馬は槍で突き刺され、落馬した女騎士は、むき出しの肌を切られ続け、赤に染まる。だが、彼女は叫び声を上げながら、武器を振り上げ・・・・・・その瞬間に曲は突如、終わる。
 しばらくの静寂は、ボーナストラックを聴かせるためなのだろうが、あまりにも冷酷な静寂だ。車で逃走していた人は、たぶん、残念なラストを迎えているかも知れないが、女騎士の方が想像するには良いので、耐えて頂きたい。

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プロフィール

HN:
こぞさき・即・芳川香
Webサイト:
性別:
男性
職業:
日雇いめとみ屋
自己紹介:
めとみ屋。主に女子プロレスの絵を描く。物語作りと旅で人生終着予定。
(仮)名:こぞ咲・即・芳川香遊戯ノ縁正二階席色色空也黒白黄色残米食也稲荷狐鳴。
Twitter:@kozo_saki

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